「デザインの骨と皮膜」 原研哉×山中俊治

仕事を早めに切り上げ、母校で行われる「デザインの骨と皮膜」講演を聴きに行った。
原研哉氏を生で拝見するのは初めてで、
作品から想像していたより、ずっと複雑な視点で未来を見据えているのが伺えた。

「Tokyo Fiber'09 SENSEWARE」展と、今21_21 DESIGN SIGHTで行われている「骨」展の意図と解説を中心に、
両氏のデザインに対するアプローチの違いが伺えて色々考えさせられた。
正直、今回の対談を聞いた後の方が、それぞれの展示会を何倍も面白いものにすると思う。

個人的には、理論と原理に基づいたエンジニア目線のアプローチ(山中氏)も必要だと思うが、
感覚に訴え人を鼓舞するようなデザインアプローチ(原氏)に強く共感した。
それは単に面白い形や綺麗な色ではなく、「産業の可能性を生み出す」デザインが生活を変革する、というものだった。

”何にも役に立たないけど触発されるもの”
そういった「ファッションショー」に近い新しい試みが、日本から世界を触発させる新しい価値が生まれていくのかな、とふと思った。

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